JR 山陽本線の広島県三原駅（タコで有名）と広島県福山駅（しまなみ海道の起点）の間に、他府県の人のほとんどが知らない「白市（しらいち）」という駅があります。ほとんど何もない駅なんですが、その駅のホームから眺める集落や田んぼの景色が、なぜか、都会に住む日本人の心の琴線（きんせん）に 触れるのです。なんか、遠い昔の日本の原風景に出会ったような、心の安らぎを覚えます。集落の屋根も、赤茶色（赤土の色）で統一されていて、とても品を感じました。このように感じるのは、某だけかと思いきや、某と同じく、駅のホームで次の電車を待っていた６０歳過ぎぐらいの、一人旅のご婦人も、駅員さんに、この駅周辺の景色の素晴らしさを、切々と語っていました。そして、「駅の近くに宿泊施設があれば、泊まりたいぐらいだわ・・・・・」とまで、おっしゃっていました。同感でございます。一日中、寝転がって、この風景をぼんやりと眺めていたいなあという気持ちになりました。駅員さんの話によると、山の上の方には、昔ながらの集落が残っているんだそうです。ひょっとしたら、藁ぶき屋根の集落があるのかもしれません。やはり、我々日本人には、そのDNA に刻み込まれた「無意識の記憶」が眠っているのかもしれませんねえ・・・・・（笑）。  さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、古来より重宝されてきた「玉虫のグリーン」を再現したかのような、天然ブラックオパールです。実は、このルースを見ても、某は、安らぎを感じるのです。ひょっとしたら、先程の話と同じく、DNA に刻み込まれた「無意識の記憶」が関係しているのかもしれません。トイレの芳香剤のような、ブルートパーズを見ても何も感じませんが、このルースを眺めていると、スパでマッサージを受けているかのような、あるいは、宙をふわふわ浮遊しているかのような心地よさに包まれます。なお、現実的なお話をさせて頂きますと、このルースは、高級系ブラックオパールの証（あかし）である「赤・オレンジ系」も、ルースを揺らすと見て取れます。このように、「グリーン系だけ」もしくは「グリーン系とブルー系だけ」というのではなく、「赤・オレンジ系」の色彩まで見て取れるのは、大変珍しいです。そして、石を左右に傾けると、玉虫の甲羅のように、見事に色が移り変わります。これを専門用語で、遊色（ゆうしょく）と申しますが、まるで、魔法か、マジックを見ているような気がします。お求めやすいお値段ですので、いかがでしょうか。「あの人が、私を見守ってくれている・・・・・」、そんな気持ちにさせてくれる神秘の宝石でもありますので、お守りとしてもよいと思います。誰かの心を支え続ける、そんな存在になってくれたら嬉しく存じ上げます。